Kawasaki Super SHERPA (スーパーシェルパ) ワンウェイクラッチ修理
🌞暑い日が続いていますねぇ💦
こんな暑いときは修理作業をやるのが億劫になります。
そんな中こんなものが⇩
Kawasakiのスーパーシェルパ。
娘の旦那が乗ってるバイクです。年季入っています。
セルは回るけど、変な音がしてエンジンが掛からないとの事。キックが付いていないので押し掛けしていたようです。
1年ぐらい前にセルモーターはO/Hしたので、音からするとワンウェイクラッチのような感じです。
距離は24,000km越えてます。
調べてみたらこのエンジンは、20,000km越えてくるとワンウェイクラッチが駄目になる事が多いみたいです。
部品を注文するのに、バラシて確認してみます。
まずはエンジンオイルを抜くのにアンダーガードを外してからドレンボルトを外します。
次に矢印の蓋みたいな部品を外します。中にトルクリミッターという部品が入っています。スラストワッシャーをなくさないように。
スプロケットカバーとマグネットカバーを外します。マグネットカバーの中にもオイルが回っているので、残っていたオイルが出てきました。
フライホイルのセンターボルトをインパクトレンチで外します。
次にフライホイルを外すのに、本来ですと専用工具を使うんでしょうが、持っていませんので代用品で外そうと思います。よく見るとフライホイルのセンター部分の内側にネジが切ってあります。
調べてみたらM20×1.5ピッチでした。合うボルトを探したら、いすゞエルフのドレンボルトが合うので手配して届きました。フライホイルにセットしてインパクトレンチで締めこんで外します。
無事外れてくれました。
何ヶ所かスラストワッシャーの付いている所があるので、写真とかメモをしておくといいですね。クランクキーも無くさないように。
いよいよワンウェイクラッチを外します。
フライホイルの裏側にM6のキャップボルトが6本あるので、インパクトレンチで外していきます。
バラしました。
ワンウェイクラッチはクラッチのコマ?を押さえているスプリングが伸びて酷いことになっていました。これでは機能しませんね。
部品は、ワンウェイクラッチAssyとパッキン2種類を注文しました。
部品が届くまでに各パーツを洗浄して、パッキンの当たり面を掃除しておきます。
部品が届きましたので、各パーツにオイルを塗りながらボルト締め付けトルクに気を付けて、逆の手順で組んでいくだけです。
組み終わったら、エンジンオイルを1.5ℓ入れて動作確認です。
セル一発でエンジンが掛かりました。何回も掛けて止めてを繰り返し、異音の無いことを確認。オイル漏れも無し。修理完了です。
今回思った事は、このワンウェイクラッチの造りではスプリングがあまり持たないと思いました。新しい部品も特に対策してあるようには見えませんでした。この部分の修理で検索すると、かなりヒットするということは、やはり弱いんでしょうね。
今回の部品代は、純正部品3点とオイルを含めると約¥9,000円でした。
バイク屋さんにお願いすると、工賃(技術料)だけでも1万円前後らしいです。
身内ということで、工賃は焼酎ボトル1本(¥780円)でやりました😓