マルヤマ BIG M「CST310S」チェンソーのメンテナンス
いつもお世話になっている方がチェンソーを持ってきました。
BIG Mの「CST310S」です。
細い木の伐採や枝払いをするため、〇フオクで購入したようです。
実働品との事ですが、一通り見てくれとの事なのでやってみたいと思います。
BIG Mは刈払機のイメージがあまり良くないんですが、チェンソーはどうでしょうか。
パッと見はけっこう奇麗で使い込んでる感じはしません。
バラシながら各部見ていきたいと思いますが、まずは動作確認します。
燃料とチェンオイルを入れて、スイッチON→プライマリーポンプ→チョーク→スターター7回で初爆がきました。
チョークを戻してスターターを数回引いてやっとかかりましたが、調子悪いです。
キャブのLHニードル調整しましたが、不調です。これで実働❓って感じです。
全部バラシて状態確認します。
まずはソーチェンとガイドバーを外します。
外見は奇麗でしたが、チェンソーあるあるで木くずとオイルでこの状態でした。
スターターも外してみましょう。
ご覧の通りです。バラセるだけバラシて掃除します。
トップカバーを外して
やはりこの中も汚れています。
と、不具合発見。
インテークパイプに亀裂が。
ゴムの経年劣化でしょうか。
調べてみるとこのインテークパイプはゴムの質があまり良くないようで、早く駄目になるみたいです。要交換ですね。
キャブ周辺も汚れています。
掃除しました。
ピストンは大丈夫そうです。
ダイヤフラムはパリパリでした。スクリーンも交換します。
プライマリーポンプ交換
取り外したインテークパイプです。矢印の部分がインパルスホースになっているんですが、ここに亀裂が入ってポンプが正常に働いてなかったのかもしれません。
その他駄目な部品があったので発注し、約一週間で部品がそろったので組んでいきたいと思います。
ここまで組み上げましたが、ちょっと気になる部分が。矢印の隙間。
中途半端に開いています。イマイチな感じ。ここからキャブレターに木くずが入り込むのかも。
で、完成です。
ガイドバーはノーマルが14インチですが、「むとひろ製」10インチのガイドバーソーチェンセットに変更。
コンパクトになり取り回しが良さそうです。
今回替えた部品はこちら。+プライマリーポンプ
ガイドバー・ソーチェンを含めおよそ¥9,400円の部品代です。手間は白菜と人参をいただきました。
キャブレターの燃調をして、始動~低速~高速OK。
オイルの出も問題無し。すこぶる調子いいです。
作りがちょっとプアなところもありますが、いいチェンソーだと思います。
以上〇フオク実働チェンソー❓のメンテナンスでした。
ロビン動力散布機をブロワーに改造
近所の方が持ち込んできました。
ロビンの背負式動力散布機。肥料とか撒く機械ですね。
数回しか使わず何年も倉庫に眠っていたらしいです。
これをブロワーに改造してくれとの事。
ジャバラとノズルはポイしちゃったようです。
エンジンが懐かしいですね。昔のポケバイのエンジンです。
型番からだとEC03?の30㏄でしょうか。
クランクケースにリードバルブが付いているエンジンですね。
薬剤がけっこう付いていますが、稼働時間が少ないので掃除すれば奇麗になりそう。
作業工程の画像がどこかに行っちゃいました。スミマセン。
分解清掃したら、すごく奇麗になりました。
完成の画像です。
薬剤タンクをカットして塞ぎ、吹き出し口は雨どいのエルボを利用
ジャバラとノズルは〇フオクで購入
薬剤のレバーを外しスロットルのみにして、ミクニのキャブレター分解清掃
一応完成したのですが、この機械、キャブレターのセッティングに悩みました。
完成してエンジン始動。でもなんか燃料が濃い感じ。
フロート式のキャブレターなので、燃料の濃さはメインジェットで調整するんですが、すごく濃い感じ。
ミクニの丸小メインジェットで#72.5が付いていたので#65にしてみましたが、低速~中速がまだまだ濃い感じ。
ミクニの丸小メインジェットは#65~しか無いみたいなので、ネジの太さピッチの合うデロルトの#40~#60メインジェットセットを手配しましたが、まだ届いていません。
届き次第更新したいと思います。
でもなんで付いていたメインジェットでそんなに濃かったのか(持ち主はキャブレターをいじってないとの事)。最小の#65にしても濃いのか。デロルトのメインジェットが届いたら、その辺も含めて検証したいと思います。
マルヤマ BIG M リコイルスターター修理
パソコンが不調だったので久しぶりの更新です。
地元の先輩が持ち込んできました。
今日はマルヤマ刈払機「KC23MX」マジックスタートのロープ切れ修理です。
年季入っています。汚いです。
早速バラしていきます。
スターターはビス3本と、下側からタンクをスターターに固定してるビス1本を外すと取れます。
スターターの内側はこんな感じです。
「分解禁止」って書いてあります。
そう言われると分解したくなります。
分解します。イジリ防止のトルクスネジ2本で止まっています。
何が飛び出すか、恐る恐る開けてみます。
何も飛び出して来ませんでした。
どんどんバラします。
サクッとロープを交換して、逆の手順で組み付けます。
本体に取り付けて動作確認して終了です。
このアシストタイプのスターターは初期の物なんでしょうか。
最近の物より構造が複雑なように感じます。
分解禁止なのでAssy交換で1万円ぐらいかかるって言われたそうです。
自分で直せばロープ代数百円ですね。。
ゼノア G3200EZ チェンソー 点検
近所の大先輩が持ってきました。ゼノアG3200EZです。
友人から貰ったそうで、5~6年動かしてないから点検してくれって事です。
各部点検してから動作確認してみます。
上部カバーを外してみると、エアクリーナーが少し汚れています。
プラグを外してみたら嫌な感触。ネジ山が良くない感じ。少し潰れています。
プラグも状態が良くない(燃料が薄かった?)ので新品に交換します。
燃料は腐って異臭を放っています。燃料フィルターは汚れているので交換します。
プライマリーポンプはヒビ割れとか無いですが、だいぶヤレテいるので交換します。
とりあえず燃料を入れ替えて、プラグを交換して動作確認します。
スターターを引くと嫌な感触。ザラザラというかガリガリという感じでエンジン掛かりません。
マフラーを外してピストンの状態を見てみます。
あちゃ~ って感じです。これではエンジン掛かりませんねぇ💦
そう云えば、燃料タンクの燃料を抜いた時に、生ガソリン?って思うほどオイルの色が付いていなかったですねぇ。オイルを混合しないでの焼き付きでしょうかね。
ここまでなるとシリンダーも駄目でしょう。
部品代だけでも2万円超えになるので依頼人に聞いてみたら、処分してくれとの事。
機体全体ではそんなに使用感も無いので、全バラして掃除しといてシリンダー・ピストンの良さげな出物が有ったら、復活させたいと思います。
燃料管理はホント大事です。
Kawasaki Super SHERPA (スーパーシェルパ) ワンウェイクラッチ修理
🌞暑い日が続いていますねぇ💦
こんな暑いときは修理作業をやるのが億劫になります。
そんな中こんなものが⇩
Kawasakiのスーパーシェルパ。
娘の旦那が乗ってるバイクです。年季入っています。
セルは回るけど、変な音がしてエンジンが掛からないとの事。キックが付いていないので押し掛けしていたようです。
1年ぐらい前にセルモーターはO/Hしたので、音からするとワンウェイクラッチのような感じです。
距離は24,000km越えてます。
調べてみたらこのエンジンは、20,000km越えてくるとワンウェイクラッチが駄目になる事が多いみたいです。
部品を注文するのに、バラシて確認してみます。
まずはエンジンオイルを抜くのにアンダーガードを外してからドレンボルトを外します。
次に矢印の蓋みたいな部品を外します。中にトルクリミッターという部品が入っています。スラストワッシャーをなくさないように。
スプロケットカバーとマグネットカバーを外します。マグネットカバーの中にもオイルが回っているので、残っていたオイルが出てきました。
フライホイルのセンターボルトをインパクトレンチで外します。
次にフライホイルを外すのに、本来ですと専用工具を使うんでしょうが、持っていませんので代用品で外そうと思います。よく見るとフライホイルのセンター部分の内側にネジが切ってあります。
調べてみたらM20×1.5ピッチでした。合うボルトを探したら、いすゞエルフのドレンボルトが合うので手配して届きました。フライホイルにセットしてインパクトレンチで締めこんで外します。
無事外れてくれました。
何ヶ所かスラストワッシャーの付いている所があるので、写真とかメモをしておくといいですね。クランクキーも無くさないように。
いよいよワンウェイクラッチを外します。
フライホイルの裏側にM6のキャップボルトが6本あるので、インパクトレンチで外していきます。
バラしました。
ワンウェイクラッチはクラッチのコマ?を押さえているスプリングが伸びて酷いことになっていました。これでは機能しませんね。
部品は、ワンウェイクラッチAssyとパッキン2種類を注文しました。
部品が届くまでに各パーツを洗浄して、パッキンの当たり面を掃除しておきます。
部品が届きましたので、各パーツにオイルを塗りながらボルト締め付けトルクに気を付けて、逆の手順で組んでいくだけです。
組み終わったら、エンジンオイルを1.5ℓ入れて動作確認です。
セル一発でエンジンが掛かりました。何回も掛けて止めてを繰り返し、異音の無いことを確認。オイル漏れも無し。修理完了です。
今回思った事は、このワンウェイクラッチの造りではスプリングがあまり持たないと思いました。新しい部品も特に対策してあるようには見えませんでした。この部分の修理で検索すると、かなりヒットするということは、やはり弱いんでしょうね。
今回の部品代は、純正部品3点とオイルを含めると約¥9,000円でした。
バイク屋さんにお願いすると、工賃(技術料)だけでも1万円前後らしいです。
身内ということで、工賃は焼酎ボトル1本(¥780円)でやりました😓
少しずつ身辺整理を まずは刈払機から
カミさんに言われました。
「使わない機械とか沢山あるんだから、元気なうちに処分しとけよ」って。
確かにそうですね。今は元気だけど、いつどうなるか分からないし、元気なうちじゃないとできないですからね。
「こんなゴミ残していって」と言われそうだから、少しずつ身辺整理をしていきます。
孫たちとの飯代にするため、ヤ〇オクにでも出してどなたかに使ってもらえればなあと思います。
まずは、大事にしてきた全然使っていない刈払機3台を出品してみようと思います。が、梱包・発送の仕方が分かりませんので、調べないと。
共立SRE2650G⇩ 使用時間20時間ぐらいでしょうか
Kawasaki TG25改⇩
ロビンNB281⇩
各部点検して動作確認してから出品しようと思います。売れるといいなあ