刈払機 ギアケースのベアリング交換
異音の出たタナカのギアケース修理をしたいと思います。

まずは、刈刃を外し、グリス注入口も外し、ボルト2本を外し、パイプからギアケースを取り外します。


次に、シャフト側のスナップリング大小が付いていますが、大だけ外し、刈刃側のスナップリングも外します。(今回はプラスチックの部品が付いてないですが、付いてる場合はここで外しておきます)



今度は、パイプの差し込んであった外側ををガスバーナーで炙ります。一気に長時間炙らずに、少し炙っては木片にトントン(やけどに注意)少し炙っては木片にトントン。そうするとシャフト側のベアリングとべベルギアが一緒に抜けてきます。

次に、刈刃側の軸が入ってる周りを少しずつ炙って木片にトントンやると、ベアリングと軸が出てきます。このとき、一番奥に小さめのベアリングが入ってるんですが、抜けたことを確認して、しばらく冷ましておきます。

ケースの内部では、こんな感じになっています。

冷めたのでベアリングの状態を確認してみます。刈刃側のベアリング(大)に少しガタが有りました。これが原因でしょう。
次に、シャフト側べベルギアのスナップリング小を外し、べベルギアとベアリングをばらします。このとき、ソケットと+のナベビスで貫通ドライバーを使い叩いて抜きます。

刈刃側の軸も適当なソケットを使い、ネジ山を痛めないようにプラハンマーで叩いてベアリングから抜き取ります。
部品構成です。

ベアリング以外の部品を灯油で洗浄しエアブローしておきます。
ベアリングのサイズは
シャフト側 609ZZ(片側シールド外し)
刈刃側(大)6000LLU(接触タイプ・片側シールド外し)
刈刃側(小)698(オープン)で、新品を準備しておきます。
べベルギアの状態を確認しましたが、問題無さそうなので、組み立てに入ります。
ベアリングは手持ちで全て有りました。組み立てにはウレアグリスを使います。
最初に、刈刃側の軸にべベルギアとベアリングを、各部グリスを付けながら、分解した逆の手順で組み立てます。698オープンベアリングにはグリスをたっぷりと注入し、べベルギア部分にもグリスをたっぷりと付けておきます。6000LLUベアリングには最初からグリスが入っています。
次に、シャフト側のべベルギアと609ZZベアリングを組み立てて、スナップリング(小)を付けます。
次にケースのベアリングの入る部分に、薄くグリスを塗っておきます。
ケースをガスバーナーで軽く温め、組んである刈刃側の軸一式をケースに組み付け、スナップリングを付けます。
ここで、ケースのグリス注入口からグリスを注入します。パイプ側の穴から中を覗いて、刈刃側の軸を回してケースの中全体にグリスが行き渡るようにします。
次に、シャフト側のべベルギアを組み付けて、スナップリングで固定して、グリスを再度注入し、スムーズに回れば終了です。
本体にギアケースを取り付けて、実際に草刈りしてみました。変な音と振動が無くなりました。これで気持ち良く草刈りが出来ます。
組み立て時の写真が無くてすみません。